Oculus Quest 2は公式から度付きレンズが販売されている
この事実を意外と知らない人も多いのではないだろうか
2020年10月に発売され、その低価格と性能で話題をさらったOculus Quest2。
筆者を含め多くのユーザーを悩ませるのが眼鏡の存在だろう。
一応、眼鏡でプレイできる様にスペーサーが用意されているが、
大きなフレームだと使えなかったり、眼鏡とレンズがぶつかり傷が付く心配もある。
画像元:性能アップで価格はダウン! 33,800円から買えるゲーム向けVRヘッドセット「Oculus Quest 2」 - 価格.comマガジン
そもそも構造的にリムとバンドが干渉し、とても快適にプレイできるとは言えない。
解決策として一番良く見かけるのは、水中ゴーグル用レンズをVRゴーグルに装着する方法。
Oculus Quest 2、メガネ用スペーサー入れてからGoでも使ってた水中眼鏡用の視力補正レンズはめるといい感じ。これでメガネ無しでいける。 pic.twitter.com/7byvdJiJ5w
— アンザイ (@anzaioden) 2020年10月14日
上記のレンズをQuestのレンズ部に直接装着する方法もあるようだ。
oculus quest2のメガネ対策です
— GOGOGO75 (@GOGOGO75) 2020年11月1日
メガネかけたまま oculusかぶると 痛い 顔が痛い
で
リーフツアラー(REEF TOURER) シュノーケル 度付き レンズ 水中マスク用 RA0509
と言うの 付けてみました
全く問題なし
非常にいいです#OculusQuest2 pic.twitter.com/hpBNjLtvlC
どちらもAmazon等で簡単に購入することができる。
そんな状況を見て思った。
公式レンズ使っている人少なくない?
確かに他の方法と比べたら少し高額で、Amazonのように簡単に購入はできない。
しかし、公式レンズなのだ。クオリティは保証されている。
だがあまりにも少なすぎる。
・もしや、そもそも存在を知らない人が多いのでは?
・それとも、存在を知っていても購入の難易度が高いのか?
ということで、今回はOculus Quest専用の公式レンズの購入方法を紹介していきたい。
・購入の手順
※注 以下は筆者が購入した時の情報で最新の状況とは異なる可能性がある
購入ページは下記リンクから
この公式レンズ、購入には大きく3つのハードルがある
1.自分の視力にあった度数情報である「眼鏡処方箋」が必要
水中ゴーグルを購入するときは度数選択のみだが、
この製品を購入するには、SPHやCYL等の度数情報が必要になる。
(と言いつつも何を表している数値なのかは知らない)
筆者は眼鏡をJINSで購入しており、会員登録をしていたので、
アプリ上で眼鏡処方箋を確認することができた。
Android用リンク:JINS - メガネをもっと便利に、楽しく、お得に。 - Apps on Google Play
iOS用リンク:「JINS」をApp Storeで
実際、このJINSアプリのスクリーンショットをそのまま送ってレンズを作ってもらった。
眼鏡処方箋が手元にない場合、病院・眼鏡屋で測定してもらい入手する必要がある。
2.お金の話
購入ページへ飛ぶと上記のような画面が表示される。
本体価格は8395.34円(79.99$)
日本への送料が3096.17円(29.5$)
計11491.51円(109.49 $)となっている。(記事執筆時点2021/2/13)
水中ゴーグルは2~3000円で購入できることを考えると、多少高額に感じる。
だが、それだけの価値があると個人的には思っている。
また、支払い方法がPayPalしか表示されていない。(PayPayではない)
筆者はPayPalで購入したのでわからないが、会員登録すればクレジットカードも使えると思われる。
コンビニ支払いやATM振り込みは恐らく使えない。
クレジットカードを所有していない人にとっては購入しにくいだろう。
3.英語力が必要(ほんの少し)
支払いページを見てもらえばわかる通り、
販売しているのはFramesDirectというアメリカのメーカーだ。
このメーカーがOculusから認証されたQuest用のレンズを販売している。
注文を終えるとFramesDirectから「眼鏡処方箋」を送ってくださいという内容のメールが届く。
英語で。
それまで英語でのメールのやり取りなどしたことがなかったので、少し戸惑った部分があった。
しかし今は自動翻訳も充実しており、文面も定型文を返せばいいだけなのでそこまで心配はしなくて良い。
このメールの返信に先述の眼鏡処方箋のコピーを添付すれば良い。
(筆者はJINSの画像を添付した)
また、処方箋に対しての同意の文章も求められる。
要するに「後で度数が違ったと言われても返金、交換には応じません」ということだ。
同意するなら以下の文章をコピペして送ってね!という内容の文章が書いてあるので、そのままコピペして送れば良い。
ここまで来たならあとは到着まで待つだけだ。
・到着~取り付けまで
筆者が注文したのはちょうど1年ほど前のことである。
実はこのレンズ、初代Questでも使える。(筆者は初代用に購入した)
そちらを使用している人も検討してみてほしい。
自宅に届いたのは注文から約20日後だった。
今は情勢が異なっているので、もっとかかることもあるかもしれないので参考程度に。
・取り付け方法
この赤丸の溝にパチっとはめるだけ
取り付け完了
・最後に
初めてこのレンズを使用したときは、眼鏡から開放されたことにより
これが真のVR体験か!
と、かなり感動した。
眼鏡を使用しているときと比べて別次元の快適さを手に入れることができる。
眼鏡に苦労しているQuestユーザーには是非この体験を味わってもらいたい。
以上、少しでもこの記事が役に立ちますように。