初心者に分かりやすいスピードで日本企業がシリコンバレー企業に勝てない理由
スピードで日本企業がシリコンバレー企業に負ける理由
シリコンバレーとは、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部のサンフランシスコ・ベイエリアの南部に位置している周辺地域の名称。
なぜ日本企業はIT分野においてスピードで、シリコンバレー企業に負けてしまうのか。
などなどこの問にはいろいろな疑問点が出てくるだろう。
そこでなぜ負けてしまうのか分析を行ってみた。
スピードが大きな武器になる
アメリカのIT企業は知っているのだ。スピードは大きな武器になると。日本企業であれば複数人が視察に訪れて、話し合い結局物事が決まらない、本社に対応を任せるなど決断を先延ばしにする。
シリコンバレーで働いている人はスピードが強力な武器になることを知っている。二番煎じではだめなのだ。世界中では同じようなプロダクトの開発が行われており、しのぎを削っているのである。IT社会の競争は激しく完璧なものよりもスピードを重視し、リーンスタートアップでソフトウェアを作成していくことが求められている。
年功序列による生産性の低下
日本では年功序列により、労働者は年々賃金が増加し、一定期間以上働くことにより上の役職へ出世できることがほぼ確約されている。
デメリットとしては、
・人件費の高騰
・目的意識の欠落による“ぶらさがり社員”の増加
・実力がある若年者の労働意欲が低下
・事なかれ主義風土の発生と定着
などの問題が発生している。
この制度により年功者は安心して業務に励むことが出来るだろうが生産性は向上するのだろうか。
日本企業では仕事が出来ない社員に対しても残業代を支払う。
これは仕事が出来てしまう社員からしたらもらう必要はないことだが、評価査定が正確でなければ給料は仕事が出来ない社員よりも低くなってしまう場合があるだろう。
このような体制により生産性を下げてしまっているのではないか。
アメリカでは残業代という概念はなく、年俸制である。つまり残業すればするほど自身の時給が下がってしまうのだ。
定時を過ぎて働いているものは仕事ができないと思われてしまい、レイオフ(解雇)の対象になってしまう可能性もある。残業=仕事の出来ない奴という考え方なのだ。
成功の数よりも失敗の数に重きを
日本では失敗者にはレッテルを張られ、どこに行くにもそのレッテルが長きに渡り尾を引くだろう。返済が出来ないにも関わらず多額の負債を背負い、何処へ行ってもそのことを言われるだろう。
シリコンバレーでは人材の循環が起こっており、事業に失敗してもその失敗が評価され、他の企業から声をかけられたりと人材の循環が出来ている。
まとめ
日本で行われている働き方改革は形だけではないだろうか。世界はグローバル化しており、グローバル競争を生き抜くための生産性を上げていく必要があるのではないか。
日本経済は少子高齢化により、大きくなることはない。むしろ年々規模は小さくなっていくだろう。田舎の商店街などを見ればそのことが一目瞭然だ。
シリコンバレーの会社は、楽しそうなオフィスとか、日本では断片的なイメージばかり先行しているが、自分たちが作っているプロダクトが世界に出ることで世界がどう変わるのか、どのような影響を与えるのかを常に考えており、世界を変えようとしている。
自分の枠の中だけでしか考えないか、枠の外に出てアクションを起こすのか。